ホームページを作り直す前に、確かめておきたい5つのこと

コラム 文:代表 深井 聖広

ホームページの作り直しで困るのは、デザインよりも、見えない所です。「切り替えたら会社のメールが届かなくなった」「検索しても新しいページが出てこない」「前の制作会社と連絡が取れず、設定を変えられない」。

どれも、始める前に確かめておけば防げます。自社のホームページを作り直したときに、実際に確かめたことをもとに、5つにまとめました。

いちばん大事なのは、ドメインとメール

ドメイン(会社の住所にあたる「○○.jp」)は、ホームページとメールの両方につながっています。ここを確かめずに切り替えると、メールが止まることがあります。

ドメインの持ち主(名義)は誰か
前の制作会社や、退職した社員の名義のことがあります。名義が違うと、更新や設定の変更ができません。
どこで契約していて、いつ更新か
更新を忘れると、ホームページもメールも止まります。
管理画面に入れるか
ID・パスワードがわからないと、何も変えられません。
DNSを、どこで管理しているか
ドメインを買った所と、行き先の設定(DNS)を管理している所が別のことがよくあります。
メールは、どのサーバーで動いているか
ホームページと同じサーバーでメールも動いていると、サーバーを替えるときにメールも一緒に移す必要があります。

よくある落とし穴

「ドメインの管理画面に、DNSの設定がある。ここで設定すればいい」と思って変えたら、実は別の所が本当の設定を管理していて、ホームページもメールも止まった――ということが起こります。どこが本当の設定を管理しているか(ネームサーバー)を、先に確かめます。

作り直す前に、今のサイトを残し、古いページの行き先を決める

  • 今のサイトを丸ごと保存する

    何かあったとき、元に戻せるように。

  • 検索に出ている古いページを調べる

    Googleで「site:会社のドメイン」と検索すると、今どのページが検索に出ているかがわかります。

  • 古いページは、新しいページへ転送する

    古いURLのままだと「ページが見つかりません」になり、検索での評価も引き継がれません。新しいURLへ転送(301リダイレクト)します。

  • 通信の暗号化(SSL)

    アドレスが https:// で始まるように。始まらないと、ブラウザに「保護されていない通信」と表示されます。

公開してしばらくは、検索結果に古いページの説明が残ることがあります。検索エンジンが読み直すまでの間です。

「誰に・何を・何を載せないか」が、構成を決める

作り直しの目的によって、最初に見せたいものが変わります。

目的
最初に見せたいもの
紹介や名刺交換のあと、会う前に信頼してもらう
何をしている会社か、誰がやっているか、実績
問い合わせを増やしたい
お客さまの困りごと、解決のしかた、相談のしやすさ
人を採用したい
仕事の中身、働く人、働き方

載せないことも先に決めます。金額を載せるか、お客様の声は同意を取ったものだけにするか。先に決めておくと、作っている途中で迷いません。

原稿は「事実の確認」、写真は「本物かどうか」

  1. 01

    原稿

    制作会社がたたき台を作ることはできます。ただし、数字・経歴・取引先の名前など、事実かどうかは会社の方にしか確かめられません。確認の時間を、最初から予定に入れておきます。

  2. 02

    お客様の声

    載せるのは、お客さまが内容を確認して同意したものだけ。架空の声は、信頼を一気に失います。

  3. 03

    写真

    社長や社員の写真、地元の風景は、本物がいちばん信頼されます。画像を作るAIを使う場合も、人物や実在の場所を「それらしく作る」のは避けます。

作ったあとのことを、作る前に決める

お知らせや実績を、どれくらい更新するか
月に何度も → 自分で更新できる仕組み(WordPress など)/年に数回 → 制作会社に頼む
誰が更新するか
担当者が替わっても困らないように、手順を残す
アカウントの持ち主
アクセス解析(Google アナリティクス)、検索の管理(Search Console)、Googleビジネスプロフィールは、会社のアカウントで作る。制作会社のアカウントで作ると、関係が切れたときに見られなくなります

公開はゴールではありません。どれくらい見られているかを測り、直していくところまでが、ホームページづくりです。

CHECKLIST

始める前の、チェックリスト

押すと印が付きます(このページを開いている間だけ。保存はしません)。

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当社の作り直しの記録も、公開しています

事例 12年止まっていた自社サイトを、約2週間で作り直した記録 2014年に作ったままのホームページを、AIと一緒に作り直しました。決めたこと、作ったもの、公開後に直したこと、AIで速くなる所と人が時間をかける所。

参考:Google 検索セントラル「URL の変更を伴うサイト移転」

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今のサイトと契約の状況を、一緒に確かめるところから始めます。

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